ESM JAZZを買ってからさらにいろいろ調べていたら、そういえばアルトでのジャズマウスピースの定番中の定番と言われている、Meyerを吹いたことがないことに気がつきました。
そして、、衝動買い(笑)
購入したのは、その中でも一般的な、Meyer 5MMです。さすが、定番と言われるだけあって、この音はよいですね。深くて渋さがあって、いかにも、って感じです。
高音域はちょっと細くなっちゃうけど、ま、それも味かな。
これまで、フュージョンのために派手に鳴らすために、リードはVandorenの赤JAVAを使用していましたが、Meyerには普通のJAVA(緑)の方があうように思います。
赤JAVAのほうが明るくはっきりした音が出るイメージ。
せっかくなので、また吹き比べをしてみました。
使用した曲は、前回と同じく、Left Aloneです。ちょっと前のSax & Brassに載っていた曲と伴奏CDの合成です。
楽器 | Cannonball A5-B Ice B “The Raven” |
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マウスピース | それぞれ変更 |
リガチャー | それぞれ変更 |
リード | Vandoren JAVA 3 |
録音機材 | Olympus LS-10 |
録音場所 | カラオケ |
録音環境 | 楽器から1.5mぐらいで録音 |
Meyer 5MM
マウスピース | Meyer 5MM |
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リガチャー | Meyer付属 |
深くて渋い音がします。
低音は太く、高音は細め。
何より、音色と無骨な感じがよいですね。
かといって、吹きにくいことはなく、反応はよいです。
リードをもう少し厚めのにすると、かすれた感じ、薄めのにするとパリッとした感じになります。かなりリードによる音色の違いもありそう。
他のマウスピースを一回りして帰ってきたら、若干その扱い方の違いによって音色が変わっていたので、両方載せておきました。
そうそう、MeyerはSelmerとほぼ同じ外径に見えますが、Selmer用のWoodStoneリガチャーで確認したところ、Meyerのほうがちょっとだけ横幅が広いようで、そのままでは使えなさそうでした。無理やりはめればはまりそうなくらいですが、リガチャーが曲がってしまうので、オススメしません。というわけで、今回は付属のリガチャーです。
YANAGISAWA METAL 7
マウスピース | YANAGISAWA METAL 7 |
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リガチャー | Yanagisawa付属品 |
マウスピースをYanagiswaに変えてみると、少し音が明るくなります。
メタルの中では暗めの音とされるYanagisawaですが、やはりMeyerと比べると明るいですね。
今回は、マウスピースに付属されているリガチャーを使用してみました。
マウスピース | YANAGISAWA METAL 7 |
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リガチャー | WoodStone GP(Brass) Yanagisawaメタル用 |
さらに明るく、反応がよくなります。
出したい音色や表現によって、どちらを選ぶか検討しないといけないかもですね。
ちなみに、マウスピース、リガチャーは前回と同じですが、リードが違います。この違いによって、音色もかなり変わっているのが分かります。
ESM JAZZ 7
マウスピース | ESM JAZZ |
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リガチャー | Woodstone GP(Brass) Selmerラバー用 |
さて、前回も録音しているESM JAZZですが、今度はリードをVandoren JAVA 3にしての録音です。
前回よりも厚く、やわらかいリードです。
なんと、これだけで、音色の印象も一変。はっきりとした音の輪郭を残したまま、少し落ち着きが出てきました。これもいいですね。
SELMER S90 180
マウスピース | SELMER S90 180 |
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リガチャー | Woodstone GP(Brass) Selmerラバー用 |
今回は、前回とさらに異なり、Vandoren JAVA 3での録音です。
続けて聴くと、やはりSELMERだけちょっとサックスが遠くなったように感じます。
音量や録音の距離は他とまったく同じなのですが。
それだけ、内に秘めるタイプなんですね。まぁ、クラシック用のマウスピースですから、、、^^;
JAVAはJAZZ用のリードなので、クラシックで使われるリードよりも腰が柔らかいものとなっています。だからどうしてもこういうマウスピースだと真価が発揮できません。
もっとしっかりしたコシのあるリードをつけて、重く鳴らすべきなんですよね。
今回のセッティングでもぜんぜん軽いです。
いろいろと試していると、クラシカルなサックス演奏はなかなかにハードルが高いような気がしてきました。