ESM JAZZ #7 (アルトサックス/マウスピース)

ESM JAZZ 7を購入しました。

ESMっていうのは、ドイツのメーカーですが、クラリネットではクランポンの付属マウスピースを作っているメーカーとして知っていたメーカーです。
クラリネットのマウスピースとしても、ESMマウスピースは評判がよいようです。
確か、素材が他と少し違っていて、加工精度が高いのだとか。ばらつきが少ないと聞いた覚えがあります。

アルトサックス用に、まさかこのESMを購入するとは思わなかったのですが、楽器屋で「明るくて芯のある音」と言って出してもらったのが、BARI DKOTAとESM JAZZでした。

どちらも音は出しやすく、明るい音色ですが、BARIの方が比較的深い音、ESMのほうが輪郭が鋭角でパリッとした音でした。
音量としては、さすがにこれまで使用していたYANAGISAWA METAL 7に比べると小さいですが、それでもかなりの鳴りです。
YANAGISAWA METAL 7に比べると、音に柔らかめの芯がひとつ通ったような感じになります。

BARIで吹いたのは6でしたが、開きとしてはYANAGISAWA METAL 7と同じくらいだそうです。
ESMは、7*というのが、YANAGISAWA METAL 7と同じくらいだとか。

BARIの6は、ESM 7*に比べても若干抵抗が大きかったです。
ESMのほうが、表面で軽く鳴るという感じですね。

今回は、楽器がCannonballで重い/太い系なので、マウスピースは軽く鳴るやつが欲しかったので、ESMを使ってみることにしました。

ところで、クラリネットだと、同じモデルのマウスピースは開きが1種類しかないのが普通ですが、サックスだと同じモデルでも開きがいろいろとあるので、選ぶのは大変ですね。
ESMは、7, 7*, 8と比べてみて、今回のテーマから、体力的に自由度があがりそうな7を選択しました。

ESM JAZZのマウスピースはハイバッフルです。
クラリネットの世界ではそんな概念がないですが、サックスの世界ではほんとにいろんな形状のマウスピースがあります。
ハイバッフルは、リードに対向するマウスピースの部分が浅くなっているもの。途中まで浅く、その後段差があって一気に広くなります。
途中で段差があるのが分かるでしょうか?

最初が浅いため息のスピードがついてエッジやパワー感が出るのだそうです。
Webで見るとハイバッフルは扱いにくいとか書いてあったりしますが、特にそうも感じない。。。

また、サックスのマウスピースはそれぞれ形状が異なるため、リガチャーも共通で使えないのが頭の痛いところですが、ESM JAZZのマウスピースは、Selmerのラバーとほぼ同じ外径のようで(BARI DKOTAも)、Selmerラバー用に買っていたWoodStoneのリガチャーがそのまま使えそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。