バセット・クラリネットで演奏されているクラリネット協奏曲、2種類しかもっていなかったので、もう少し欲しいな、と探してみたら、ザビーネ・マイヤー女史のを見つけたので購入してみた。
なになに?
「世界一のオーケストラをバックに、バセット・ホルンによる正統的なモーツァルトが演奏されています。」
え???
バセット・ホルン?
んな、ばかな。
確かに第一楽章はバセット・ホルン用に書き始めたものをクラリネット用に変更したものだけど。
表紙の写真だって、ほら、どうみてもバセット・クラリネット。
聴いてみたら、よかった、バセット・クラリネットです。
しっかりして、EMIさん!
全楽章にわたって少し速めのテンポ感で、女史のクラリネットが疾走してます。
さすがの安定感。
しかし、ザビーネ・マイヤーって、こんなに「遊び」を入れた演奏をするんだね。
結構そこかしこが、元楽譜とは違った演奏になっています。そこがちょっと違和感。
まぁでもこういうのもありかなぁ。
モーツァルトの明るい面をフィーチャーしたような演奏に感じました。
そして、カップリングされている、ドビュッシーの第一ラプソディー、作曲者によるオーケストラ版。
オーケストラ版は初めて聴いたんだけど、これはいいですね。
ドビュッシーならではの色彩感がしっかりと発揮されています。
武満徹は、、、決して聴きにくくはないけれど、これを語るほどには私は理解できていないと思われます、、、