さて、先日購入したセゲルケのバセット・クラリネット。
なかなかまとめて紹介する時間が取れないので、細切れに投稿しようと思います。
今回、なんとバセット・クラリネットを2本から選ぶという暴挙に出ることが出来たのです。
最初に試奏した際はもちろん在庫が1本しかなかった(正確にはB♭A1本ずつ)のですが、石森の社長いわく、しばらくしたらもうひとつ入荷予定というではないですか。
誰かに先を越されるリスクも承知しながら、やはりもうひとつと比べる誘惑には勝てません。
1ヶ月ちょっと待ったところで入荷の連絡をもらい、一安心。
2本を吹かせてもらい、新しいほうを購入しました。
単純に、同じモデルで個体が違うだけと思っていたのですが、実際には、システムも試行錯誤されているようで、いろいろと違いがありました。
例えば、上の写真ですぐにわかる違いがありますね。
そう、ベルの向きが違います。
前のものは、下管とベルとの間に取り付ける、側面に穴の空いたジョイントが付属していたのですが、新しいほうはそれがありません。
要らないという結論になったのでしょうか?あるいはコスト削減??
もともとベルからすべての音が出てしまう最低音の響きを他と統一するため、カバーのない穴をつけるのは、バスクラなどでも一般的に行われるので、そういう効果と、あとはベルの向きを前に向けることによる音の飛びを意識したのでしょうが、当初の予定ほどの効果が得られないと判断されたのかもしれません。
ただ、いまそれのない楽器を購入して吹いていると、やはり最低音は「ばふっ」っと飛び出しがちなので、個人的にはあったらうれしかったかもしれません。
ベルの向きは、まっすぐな方がスタンドに立てられるので便利ですが(笑)
なお、このジョイントは取り外し可能なので、使わないこともできるようです。
次回以降はもう少し細かな違いに注目していきたいと思います。