Alexander Willscher

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ドイツのメーカー。
マウスピースやリードを石森楽器で取り扱っている。


現在私が愛用しているマウスピース「40B」の製造元。


B♭クラリネット用のマウスピースには、2種類のラインナップがある。

5 Vandoren の5RVをベースにしたモデル。開きが狭く、厚めのリード向き。
40B Vandoren のB40をベースにしたモデル。開きが大きく、薄めのリード向き。


ラインナップを見ると、完全にVandorenを意識しまくっていてそれはどうかと思うのだが、なぜだろう、素材の違いなのか、出てくる音が濃密な点が一番の特徴だと思う。



Vandoren B40も、音が深いところが気に入って使用していたが、40Bは、その深さを犠牲にしないまま、音抜けを良くしたような印象がある。


最初に試奏したとき、マウスピースが「硬い」と感じた。
音色などではなく、マウスピースそのものが「硬い」と感じたのだ。
そして、同様のことを、やはり試奏した友人も言っていた。
単純に、普段使用しているマウスピースパッチをあてないで吹いたからという可能性もあるが、おそらく、実際に素材が硬い可能性もあるのではないかと思う。


そのせいか、Willscherのマウスピースは、高周波成分がVandorenよりも多いような気がする。そのため、深みはあるのだが、輪郭ははっきりした音が出せると思う。
(師匠の白川 毅夫先生も、特に高音が非常に出しやすいとおっしゃっていた。)



なお、個体差は非常に大きい。
私も友人の試奏に付き合った際、同じモデルで買いなおしてしまったほど。
かなり高額なマウスピースなので、購入の際には、在庫が多いときに、十分選定して購入することをオススメする。



記:2009/01/22



<2009/02/23追記>
Pipersを立ち読みしたら、Willscherのマウスピースが特集されてた。
小谷口直子さんと吉田誠さんがWillscherについていろいろ語っていた。
でも、あわせるリードが4番だとかなんだとか。。。
ん~それは超人さん達のセッティングなような気もします。
薄めのリードでも十分やっていけるマウスピースだと思うんだけどなぁ。